建築

建築はもともと、雨や雪、雷などの自然災害や動物からの攻撃などから身を守るため、何かしらの方法で住む方法を作りはじめたのが、建築の始まりでした。

それが、集落をつくり、社会が出来始めるとともに、生活上の必要に迫られた点から、上限関係や貧富の差、権威の誇示などの目的が建物の建築の際に付け加わってきて、多種多様な建築物が出来上がるようになっていきます。

そしてさらに社会が成熟してくると、建築に芸術性を求めるようになっていきました。

独創的で個性的なデザイン、強固で安全だけれどおしゃれな建築材料などです。

これらには、その時代時代を生きた人々の価値観や生活スタイルが大きく反映されているので、時代や地域によって、全く異なるものになっていました。

さらに時が過ぎると、次第に独創性や個性の表現が淘汰されるようになってきて、機能性も見直されてきます。

そのため、機能的かつデザインも良いというものが求められるようになってきました。

現代の建築は、機能とデザインの両面が素晴らしいものであること、また価格も手の届く範囲であることが大きな建築ポイントとなっています。

また現代の建築の特等的な建築物が、ビルです。

以前は技術の面や建築資材の面で不安があったため、高層ビルの建築は不可能でした。

しかし現在では、建築技術も建築資材についても、安心して使用できる頑丈さがあります。

そのことが、高層ビルの建築を可能にしました。

さらに、現代の建築には個々の住宅やビル、公共施設だけではなく、街全体、都市全体を建築するという視点も定着してきています。

建築は、人の生活にとってなくてはならない、非常に人間と密接に関係があることがわかります。

建築という概念

日本では、建築という概念は新しく、明治維新の開国によって、海外から入ってきました。

それまでは日本で住居などの建築物を建てるというと、土木や土木工事といたとらえ方が主流でした。

土木や土木工事は、あくまでも住居などの建築物を建てるという作業を重要視しているものです。

建築という概念には、その建物によって自分の考えやスタイルを表現するという芸術性や創造性が含まれています。

その点が、新しく西欧から輸入された建築と、今までの土木との違いです。

現在の日本でも建築に対する創造性や個性の発揮は一般的に行なわれるようになってきました。

一方、現代の建築のもう一つの特徴に、システム建築による同じような造りの家の乱立があります。

個人住宅の建築においては、あらかじめ決まった作りのものを建てることで低コスト、短期間で建築できるもののことです。

これはデザインが画一的で、建築における創造性や個性の発揮はほぼありません。

隣の家も、前の家も、後ろの家も、同じようなデザインになっているということです。

ビルや公共施設、個人邸宅などにはデザイン性や創造性を求め、個人の住宅になると画一的な個性埋没ともいえる建築となるという建築の二極化が、現代の日本の建築における特徴的な点だといえるでしょう。

現在、建築という言葉は「建築物を新築し、増築し、改築し、または移転することをいう」と定義されています(建築基準法第2条第13号)。

一般的には、新築したり増築したり改築したり移転したりするための作業に関わることだけではなく、そのための計画や設計、施工までのすべてを含んだ意味合いを、ニュアンスとして含んでいるものを建築といっています。

今後、世界に様々な建築様式が発生していくでしょうが、どのような特徴的なものが出来るか、大いに楽しみです。