日本建築学会賞
日本建築学会賞は、社団法人日本建築学会が設けているもので、建築や建設の分野に関わって個人や団体を表彰しています。
日本建築学会賞には、大賞、文化賞、奨励賞、作品選奨の4つの賞があります。
大賞は、論文や作品、技術、業績に関わるすべての分野において、日本の建築の発展に長年貢献した個人に贈られるものとなっています。
日本国内の建築家に贈られるのは、日本建築学会賞作品賞で、1年に1~3作品が選ばれます。
作品賞は1949年から始まっており、日本で最も長い歴史を持つ賞です。
最近では、2009年には神奈川工科大学KAIT工房とその建築に関わった石上純也氏、日本盲導犬総合センターと千葉学氏、ニコラス・G・ハイエックセンターと坂茂氏が受賞しました。
2008年にはふじようちえんと手塚貴晴氏、手塚由比氏など、2007年には茅野市民会館と古谷誠章氏が受賞しており、日本国内の建築物であれば優れている物はどんな建築物であれ表彰されているといことがわかります。
他にも日本における建築に関する賞といえば、BCS賞があります。
これは、社団法人建築業協会が日本国内にある優秀な建築作品に贈る賞で、1960年(昭和35年)に創設されました。
良好な建築資産の産出と文化の進展、地球環境保全への寄与を目的に毎年表彰されています。
CS賞は、建築家個人に贈られる賞とは異なり、建築作品に贈られる賞なので、表彰は、受賞した建築作品に関わった人々であるや建築主や設計者、施工者の3者に贈られます。
建設業許可 建設業許可申請を専門とする神奈川県相模原市の行政書士
優秀な建築物
建築業協会の初代理事長、竹中籐右衛門氏が、優秀な建築物は設計だけでなく、建築主の理解や施工者の施工技術が欠かせないという考えを持った方だったため、このような3者に贈られるようになりました。
授賞対象は、日本国内の建築物で、1年以上の使用があるものに限られています。
また選考委員は、学者やゼネコン関係者となっているのも特徴的です。
BCS賞を受賞した建築物は、2008年(平成20年)の第49回大会までに782件となっています。
受賞した作品の建築主にはパネルが贈られることになっているので、受賞建築物にはこのパネルが貼り付けられています。
その他、日本の建築に関わる賞としては、新建築賞があります。
言ってみれば、建築家の新人賞ともとれる賞で、登竜門的存在となっています。
もともとは吉岡賞といわれており、1987年から始まりました。
現在の新建築賞と改称されたのは2008年度で、建築雑誌「新建築住宅特集」の新人賞として表彰されています。
もともと吉岡賞は、この雑誌「新建築」の創刊者である吉岡保五郎氏の名前に由来していました。
授賞対象作品は、住宅作品となっており、建築設計に関して、新たな展開の可能性を感じさせる新人を奨励することが目的です。
2009年の第25回となる受賞作品は、若松均氏と武井誠・鍋島千恵の両氏の2作品3氏となっています。
後に日本建築学会賞作品賞を受賞した千葉学氏や手塚貴晴・手塚由比氏も、この新建築賞を受賞していました。
その他にも、国や地方公共団体等が施工した公共性の高い建築物を表彰する、社団法人公共建築協会が設けている公共建築賞、北海道が主催する赤レンガ建築賞や大阪市や大阪府、社団法人大阪府建築士会が主催する大阪都市景観建築賞などの地方都市ごとの建築賞もあります。
また、村野藤吾賞や吉田五十八賞といった個人を記念する賞もあります。
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